Art Reportーアート鑑賞録ー

美術館・博物館・ギャラリーでの展示鑑賞録。

富や権力の象徴だったレース作品「ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展」。

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レースと言われてパッと思いつくのは
「テーブルクロス」とか「礼装用のハンカチ」くらいで
特に自分でレース編みをするわけでもないし、
でもパスを使うと無料で見られるから
せっかくだから見に行ってみようかなー近いし、くらいの感覚でした。

実際に見てみると王侯貴族の富や権力の象徴であったり
キリスト教との関係、産業として手工業から機械化への変遷など
レースとひと口に言っても
さまざまな側面を持つのだなぁと。
趣味の手芸のひとつなんていう認識は
吹っ飛んでしまいました。

しかし、絵画にしても工芸品にしても文化というのは
最初はお金持ちが発展させていくものなんでしょうかね。
イタリア、フランス、イギリスの王室、皇室由来の
襟やカフス、総レースのドレスなど溜め息ものです。

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自分の生活には全くと言っていいほど縁のないものなので
「はー」とか「へー」とか変な声を出しながら見入ってしまいました 笑。

 

そごう美術館

会期:2018年4月13日(金) ~ 5月13日(日)会期中無休
開館時間:午前10時~午後8時 ※入館は閉館の30分前まで
入園料:一般1,000円(ぐるっとパス提示で無料)
場所:横浜駅東口 横浜そごう6階

https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/18/lace/index.html