キュビズムと言えば誰でも思い浮かぶのは「ピカソ」だと思いますが
そのキュビズムの創始者がジョルジュ・ブラックだそうです。
知らなかった!名前を聞いてもピンときませんでしたが
このモチーフには見覚えがありました。
引用元画像:パナソニック 汐留ミュージアム公式サイトより
面白いと思ったのは、目で立体として見ている世界を
平面に落とし込み、それをまた立体として表現しているところ。
立体として見ているものを絵に描いたり、写真に撮ったりという
平面に落とし込むことはそこそこみんなやってますよね。
それほど意識せずに。
ただ、そこからもう一度、立体として表現するという
立体→平面→立体という図式は、
造形をやっている人からしたら
当たり前といえば当たり前のことなのでしょうが
正直、今回の展示で初めてその図式が意識できたというか。
ちょっと感動。
同じモチーフをガッシュ画、リトグラフ、リトグラフ&金箔、
陶器、ブロンズ、ガラス彫刻、ジュエリー、モザイク画、などなど
本当に様々な素材で表現しています。
素材でガラリと印象が変わるわけですが、
それがジョルジュ・ブラックのいう「変容」なのかな。
実は変わらないからこそ、ちょっとの変化が
如実にわかるのかもしれません。
展示の中で一番気になったのが
ブロンズ(だったかな)で作られたアレイオン。
こんなやつ↓(写真撮影NGなので模写のつもり 笑)
ギリシア神話に登場する名馬ですが、
なんか愛らしく感じて妙に心魅かれました。
これから見に行かれる方は
立体→平面→立体ということを
意識してみると面白いと思います!
パナソニック 汐留ミュージアム
期間: 2018年4月28日(土)~6月24日(日)
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日: 水曜日(祝・祭日は開館)、展示替、年末年始
入園料: 一般 1,000円 ぐるっとパス掲示で無料。
交通: JR新橋駅「烏森口」「汐留口」「銀座口」より徒歩約8分
東京メトロ銀座線新橋駅「2番出口」より徒歩約6分
都営浅草線新橋駅改札より徒歩約6分
都営大江戸線汐留駅「3・4番出口」より徒歩約5分
ゆりかもめ新橋駅より徒歩約6分